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いま地獄な立場の人を5人想像してみた!

 生き地獄な立場の人5選!

生きるのが辛い苦しい人とは?

世の中には、僕たちが想像も出来ないような苦しい環境で生きている人がいます。コロナ禍での医療従事者や介護の現場の人もそうです。戦地で命を懸けて、自分の国を守ろうとしている人も。平和な日本では、想像も出来ない環境で生きている人が、現実にいるんですよね...

最近の世界情勢を見ていると、ふと忘れてしまうんですが、日本の国内にもいるんですよ?そういう人たちが。それもたくさん。

そんなツライ、厳しい立場の人達を思いつきで5つのパターンで挙げてみます。

命が危険な場合を含めると、凄い数になりそうなので、今回は
・生活が経済的に苦しい
・生活が精神的に辛い
・生活が物理的に成り立たない
の観点から、選んでみました。

厳しい地獄の立場の人5選

①ヤングケアラー

明確な定義があるわけではありませんが、一般的には『家族を介護、世話をしている10代または10歳未満』と考えられます。

正直に言えば、僕はヤングケアラーという立場、環境の人がいることを考えたことさえありませんでした。そういう環境に置かれている人が、実はかなりの割合で存在している!というニュースを見るまでは。お恥ずかしい話ですが、おそらく多くの人が、僕と同じように想像すらしていなかったのでは?と思います。

ニュースによれば、小学6年生の15人に1人は、何らかの形で『ヤングケアラー』であるとか。ちょっとにわかには、信じられない割合ですよね?
参照記事:jiji.com

兄弟に何らかの障害があったり、親が要介護だったりで、普通の学校生活すらままならない。人によっては、義務教育を放棄せざるを得ない。信じがたいですが、現実なんですね...ニュースを見て初めて気づくんですよね。僕たちは。

②老老介護してる人

僕が子供の頃は、社会福祉はまだまだ発展途上で『介護』という概念自体が社会に浸透していなかったと思います。実際、介護保険制度なんてありませんでしたから。それに、高齢者はみんな兄弟が多かった。だから、親戚がたくさんいたんですよね?そうすると、世話が必要な状態になった高齢者がいると、誰かしら余裕のある人が引き取ってくれて、世話をしてくれていたんです。もちろん、そうではない家庭も多くあったと思います。老人ホームもありましたけど、今ほどたくさん無かったし、表面化していなかっただけで、昔から孤独死とか、老々介護ってありましたからね...ニュースにならなかっただけの話で。

その後一気にすすんだ核家族化、介護に対する社会通念の変化によって、一定以上の経済レベルを持つ人は、介護付き住宅に入居したり、老保や老健に入居することが可能になりました。まだまだ充分な数とは言えないし、現在も入居の順番待ちで数か月待たされるのなんて当たり前ですけど...。

ただし、それは経済的に一定以上の水準がある人の話。そもそも、お金が無くて施設に入居が出来ない人もいる。そうなると、90歳の老人が、要介護5の妻の介護をするしかない。他に方法が無いんだから、仕方がありません。

※僕の両親が実は老老介護でした。もっとも僕が介護離職した後は、僕がやりましたので、解決しましたけど。詳しくは、生きる意味が分からない、疲れた人へ!最期に母が教えてくれたことをご参照ください。

そして、時には介護の大きな負担、精神的な負荷に耐え切れず、自死を選択する老夫婦までいます。そして、ニュースを見て初めて気づくんですよね。僕たちは。

③孤独死リスクのある人

核家族化が一気に進んで、少子高齢化も加速する一方ですから、今後ますます増加していくでしょうね、孤独な1人暮らしの高齢者。僕の、近所や親せき周辺だけで見たって、75歳以上の後期高齢者で1人世帯の割合は60%をほぼ超えてますから。

老々介護でも、1人じゃないだけ、むしろマシなのかも知れない。そう思うほど、孤独は何よりツラいですよね?1週間、誰とも会わずに、誰とも話さずに、誰とも電話すらしない。そんな環境で、生きがいを見つけろ!って無理な話ですよね?

経済的余裕があれば、シェアハウス的な施設に入居も出来ますが、多くの人は出来ません。やむを得ず1人で静かに、孤独に暮らす以外に道はなく、体調が急激に変化しても、意識を失ってしまったら、連絡のしようがなく、その場で命を落としたって、誰も気づきません。定期で訪問してくれる民生委員の人とかが、見つけるその時まで、ずっと1人。そしてニュースをみて初めて気づくんですよね。僕たちは。

④シングルマザー

自分で選んだ道だから、それはしょうがないんじゃないの?と思われるかもしれません。でも世界は広く、同じシングルマザーでも、そこに至る経緯、理由は様々です。普通にダンナが嫌で離婚した!という人もいれば、主人を不慮の事故や病気でなくした...と言う人まで。どの理由だから、良いとか悪いとかでは無く、厳しいという事実は等しく同じであり、現実です。

僕は以前にシングルマザーに関する記事を書いたことがあります。その中でも、言及しているんですが、シングルマザーであることって、その人の単なる属性であって、弱みでも何でもないんですよね、本当は。でも多くのシングルマザーが、再婚から逃げてしまう。子連れだから無理って...。シングルマザーであることは、右利きと左利き、走るのが早いか遅いか、の違いと同じで、『属性』でしか無いんですけど。

でも、忙しさや子育ての負担、経済的苦難、将来への悲観から、自ら人生を閉じてしまう人がいる。そして、ニュースになって初めて知るんですよね。僕たちは。

⑤ニート

元々は社会経験のない、就労能力のない10代の人を意味していた、英国が語源のこの言葉。日本で日常的に使われるようになってから、徐々に意味が変化していって、現在はあまり良い意味では使われなくなっています。働けるのに、働かない引きこもり...みたいな意味合いで使われることが多いと感じます。確かに、ぐうたらに怠けて働かない!けしからん人も少なからずいるとは思います。でも、実際は【働けない事情】のある人もいるのでは?と僕は思っています。

精神疾患を抱えていたり、発達障害や自閉症などの人、本人の身体的理由の人もいるでしょう。または、介護すべき家族がいたり、それこそヤングケアラーだったり、社会に出てハラスメントを受け、PTSDに苦しんでいたりで、社会復帰が出来ない人とか。

外から見ると、なんで働かないの?と思えても、なにがしかの理由がある人も多いんだと思います。だからと言って、働かなくていい!とは思いません。世の中の、ほとんど全ての人は、何かしらの諸事情を必ず抱えていますからね?何の事情も無い人なんて、ほぼ存在しないのですから。でも、歯を食いしばって、生活するために選択の余地なく働くしかない人もいるわけで。

結局、他人がどうこう言っても、どうしようもないって思うんです。その人の人生は、その人の人生でしかなく、他の誰のものでもないのですから。

ニートの実態を正確に知るすべは無いと思ってます。だって、そもそも国の公共セーフティネットを利用できる人は、職業を探している!ことが、利用できる前提条件になっていますから。失業していて全く収入がなくても、ハローワークなどに申請しない限り、存在を把握することが不可能なんです。そのなかには、失業申請をすることすらできない状況の人も確実にいます。ずっとヤングケアラーだったひとは、就労できるはずがないのに『失業者』の概念にすら入れてもらえない。一般に知られることのない1部の特定疾患の人なんかは、見た目は普通の人だったりします。でも、本当は就労能力を持っていなかったりする。

そんな人達を、見た目だけでニートという大きな枠に入れて、同列に考えちゃうのはあまりに乱暴だし、酷い話ですよね。

やりたいことがない、とか、やりたい仕事がない、とかの個人的な理由で、働かない働けない!って言うなら、それはニートと呼んでもいいとは思いますけど。

怠け者のニートだと思っていたら、過去に大きな傷を負っていたPTSDで、聞いてびっくりな理由の人も星の数ほど存在してます。そんなニートと呼ばれる人達が、自ら命を絶ったり何かの事件になったりして、ニュースになって初めて知るんですよね。僕たちは。

最後に

生き地獄、というタイトルにしておきながら矛盾した結論になります。いま自分が生きている環境が地獄であるかどうか?なんて本人にしか分かりません。地獄であろうが、天国であろうが、あくまで外から他人がみて勝手に名付けているだけ。当の本人が地獄だと思えば地獄なんだろうし、天国だと思えば天国なんだと思います。

地獄でも天国でも、結局みんな生きて行くしか無くて、どうせ生きていくなら天国で生きてる!と思って生きて行く方が、しあわせなんだろう。幸せかどうかなんて、本人にしか分からないし、もしかしたら本人にすら分かりませんから。

ソロ活@自由人

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